アクアコントローラーApexにConductivity probeを付けて塩分濃度のモニタリングを開始しましたが、その変動の大きさに驚いております。以下のグラフは2日間の塩分濃度の変動です。

conductivity3.jpg


スタートは33.5ppt、最高33.8ppt、最低33.2ppt、48時間で上下0.6pptしています。
そして意外なのが、塩分濃度が下がっていること。水が蒸発すれば塩分濃度が上がるというのは理解できますが、下がるというのはどういう理由があるのでしょうか?プロテインスキマーが塩分を抜いている?

しかしよく考えるとpptとは1/000の単位。パーセント(百分率)に変換すると0.06%ということなので、「まあ大した変動じゃないな」とも考えられます。でもそんなに甘い話でもない事がわかりました。

そもそもConductivityとは何なのでしょうか、ということでいろいろと調べてみました。

Conductivityとは「導電率」のことで、液体の電気の通りやすさを示す指標のこと。堀場製作所のサイトに詳しい説明があります。

Conductivityの単位はS/cm(ジーメンスパーセンチメートル)ということで、Apexが表示している単位pptとは異なります。ApexはSalinity(塩分濃度)で表示しているのでした。

海水魚飼育では飼育水の塩分を測る指標として「比重」を使うのが一般的だと思っています。ですので私も「導電率」や「塩分濃度」と言われても全然ピンときません。

「結局それって比重で言うといくつなの?」と、比重で考えたくなります。導電率から塩分濃度に自動変換しているなら、比重で表示してくれてもいいのに・・・と思ってしまいます。

では塩分濃度から比重を換算する表を、ということでネットをいろいろと探してみたところ、深いトラップにはまることになりました。
いろんなサイトで換算表が見つかったものの、それぞれ値が微妙に異なっており、どれが正しい換算表なのか全く分からないのです。(Googleで「salinity specific gravity table」と検索しますと換算表がヒットします)

Apexが比重で表示しないのは、そういった理由があるのかもしれません。

もちろん、温度によって「導電率」「塩分濃度」「比重」が変動するのは分かっています。と言いますか・・・正直に言うと、今までそんなことも知りませんでした(笑)実はApexのConductivity probeを設置する中で知ったのです。

もっと正直に言いますと、マリンアクアリウムを始めてからずっと使っていたCoralifeの比重計に書かれている「1.020~1.023」の印に入っていればいいんだよね・・・なんて思っていました(苦笑)。温度と比重の関係なんて全く気にもせず。




で、結局SPS飼育にベストな「比重」「塩分濃度」はいくつなのでしょうか・・・。

と悶々としていて、ふと思いました。
「そういえば、ZEOvitのマニュアルではどんな比重が推奨されているんだろう・・・??」と。

さっそく確認してみると、ZEOvitのマニュアルにちゃんと書いてありました。しかもSalinityで34~35pptと!!

なるほど。もう比重ではなく、Apexに表示される塩分濃度だけを気にすればいいんですね。

しかし、よく考えると・・・マニュアル記載のSalinity(塩分濃度)推奨値ミニマム34ppt、マックス35pptってレンジたったの1ppt、百分率で0.1%、比重で言うと0.0008しかありません。

やっぱりZEOvitは厳密な管理が要求されるのですね。。。
うちの水槽で2日間に0.6pptも変化するのに(~_~;)

今回はまだ2日間のデータしか取れていません。もう少し長期で変動を見れば、また別の何かが見えてくると思います。

(9/30追記)
3日目で塩分濃度は33.0pptまで下がりました。たった3日目で上下0.8pptは看過できない変動です。原因は何なのでしょうか?プロテインスキマーが水槽の大きさに対して、オーバースペックだったとか?